潮が動く時
火曜日、夕方に少しばかり時間を作り、海中の構造物を探ってみることにした。
自分の読みでは5時から潮が動くと思われ、その時間だけの短期決戦である。
というのも、この場所では潮が動かないとターゲットはおろか、餌の小魚さえも
居なくなってしまうので、読みを間違えたら丸BOUZなのである。
さて、さっそく船を向けてみると、何と別の漁師さんがジギングにて漁を展開中だった。
これは遺憾!しかし、どうやら当たっていない模様である。
試しに横で流させてもらったが、まだ潮が流れていないようで、「いい場所」に流れて
行かない。だがベイトが居るので、潮が流れ出したら喰い始めるだろう、と目論んだ。
最初の何回かは全く当たらず。漁師さんも釣れずに引き揚げていった。
30分くらい経っただろうか。わずかに流れが強くなったのか、風で流されていた船が
止まって、ラインが潮下に流され始めた。
もしかしたら、喰うかもしれない。
「来ました!」と叫んだのは、椿山氏だった。
ゴンゴンと首を振る、カンパチ特有の引き。ここでは魚が食ってくるのは潮上のピンスポット
だけである。これまで何度流しても反応が無かったのだが、潮が流れ始めるといとも簡単に
ヒットした。
3kgのカンパチ。
その後の流しでも自分と椿山氏にダブルヒット。ジグを回収しようと巻き上げている途中での
ヒットだったようだ。
しかしこのときまでには日没を迎え、暗くなってきたので港に帰ることにした。
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