これから始める!エギングエキスパート養成講座 その4
本日のお題;ラインシステムって何?
その前に・・・・
本来であればこの「エギングコラム4」は火曜日に記載する予定でしたが
9日夕方にエギングに逝きまして、釣果情報がてら一気に掲載してしまおう!と思い立った次第です。
この日は北風が滅法強く、海はうねり波は砕け散る絶好のヒラ日和。テトラ際にはサラシが広がります。
当然エギングには全く適さない状況です。
強風で糸が吹き飛ばされ、すぐに手前に寄って来てしまうだろうと思い、この日は4号を選択。
とにかくぶっ飛ばして、幾らか手前に来ても何とか釣りが成り立つよう計らいました。
エギが着水したら即座に糸ふけを巻き取り、糸を海面に付けて緩めます。
すると糸が海面に張り付き、これ以上吹き飛ばされなくなります。
当然これを上段でジャークしようものなら、高く跳ね上がった糸が再び飛ばされてしまいます。
ロッドは海面を向けたまま、下向きにちょいちょいとエギを跳ねさせます。
ただ、あまりに寒いので、7投したら帰るつもりだったんですが
2投目でエギが何物かに引っかかり、揚げてみたらイカでした(なんて無感動な)
300gでした。大荒れの日にはとにかくイカを取り込むのが精一杯で、引きを味わう余裕すら
ありません。(ライトとランディング・ツールを持たないので、真っ暗な中 手で抜きあげます)
更に2投ほどして、今度はしっかりイカの引きをするイカ(なんだそれ)が掛かりました。
今度は1kg以上あります。
それ以上は北風がますます強くなり、立っているのもしんどくなってきたので
面倒くさくなって帰ることにしました。
(イカはキビナゴを大量に捕食していました。いっひっひ)
使用エギ 墨族#4 アジ グロー
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さて、本題のエギングコラム4「ラインシステムってなに?」に入りましょう。
実は「エギの動かし方実践編」の前に記載すべき内容でしたが、忘れておりました。
リールにはPEラインを巻きましたが、PEラインは根擦れに大変弱いので、直結すると
エギの鼻の所で大体切れてしまいます。エギは鼻っ面から沈んでいくので、オモリの先~鼻が
良く障害物と接触するわけです。
更にPEラインは結束強度があまり強くありません。結び目が弱いのです。
おまけに伸びが無い為、クッションが無いと瞬間的な加重に対して耐え切れず切れてしまうことが
あります。
筆者の友人で、良くPEにエギを直結する人がいるのですが(システム組むのが面倒だから)
そういう時に良くエギを亡くして帰ってきます。
ということで、リーダーと呼ばれる、クッションの役割を果たす糸(いわゆるハリス)を
先端に結んであげる必要があるのです。
リーダーの素材にはナイロンとフロロカーボンがありますが、フロロのほうが強度が高く
耐摩耗性に優れるので、少々高価ですがフロロを選びましょう。
ラインシステムの組み方については、図解で載せたかったのですができません。
釣り雑誌などを参考にしてください。
お勧めは「8の字ぐるぐるノット」という訳のわからない名前のノット(Knot=結び目)です。
見なくても指の感覚で組めるように練習しておきましょう。
(ちなみに筆者は、新月の真っ暗闇でもライトなしでシステム組めます)
「電車結び」ですと、何度も使用中にだんだん緩んでくる事があります。
根掛りの回収でも、リーダーとラインの結束点から切れる事が多いので、あまりお勧めはしません。
リーダーの長さは、投げるスタイルにもよりますが、筆者は60cm程度取っています。
投げる際に、トップガイド(一番竿先のガイド)より内側にリーダーが入ってくると
絡むなどのライントラブルが多くなります。
リーダーの太さですが、2号~3号が良いと言われています。
しかし筆者は、テトラ帯でリーダーを掴んで抜きあげることが多いので、4号を使用しています。
これならば2kg後半位までなら、抜きあげられます。(タモ使いましょうよ!って感じですね)
細い場合はマメにラインチェックをしましょう。傷が入っていたなら迷わず切って
結びなおしましょう。ブチ切れてからでは遅いのですよ。
以上の点に留意して、バッチリ ラインシステムが組めるようになったら、いよいよ実釣です!
火曜日のお題は「エギの動かし方 応用編」です!
ダート・スラックのみならず、これまで2トン以上のイカを掛けて来た様々なジャークを大公開!
これは既にエキスパートの方も納得の濃い内容です。
ご期待ください!
(鍵師)