2012年12月27日
ジギング講座①
これから極める!ジギング講座Vol.1

この講座はジギングで青物・マグロ・その他回遊魚を狙う釣師の為の入門&スキルアップを目指す
講座です。筆者自身まだ答えの出ていない疑問や内容等ありますが、現時点で判っている事柄を
まとめて提示し、皆様のご意見等伺いまして更なる技術向上を目指す事ができればこの上ない幸せです。
この講座で主に扱うのは「九州地方~五島海域で青物5kg以上を狙う場合のジギングについて」です。
タックルでいうとPE5号・ジグ200g前後のお話になります。 (タックルについては別項で詳述します)
ライトタックルを用いての近海ライトジギングやショアジギングは対象に入りません。
ということで、早速始めていきましょう!
第1回の今日は・・・・ズバリ船についてです。
・船-まずはこれから。乗らないと始まらない
「ジギング初めてでーす!」という方がいきなり船に乗って・・・というのは実際メチャメチャ敷居が高いと
思います。システムが解らないとか酔ったらどうしようとか不安材料が多すぎて、躊躇ってしまいますよね。
一番良いのは慣れている方に連れて行ってもらう!ことです。色々説明してもらいながらすぐに慣れる事が
出来ますね。
しかし!これから始めたいと思うものの、身近にジギングする知り合いなんて居ないよ! という方も
居られるに違いありません。そこで今回は、初めての方でもイメージできるように出来るだけわかりやすく
疑似体験できるように説明していきたいと思います。
ステップ0
まずは北部九州(七里とかに行く船)のシステムをご紹介します。(五島は例外)
船によって多少の違いは有りますが、大体5時半~6時に出て実釣8時間程~夕方6時に帰港 という
パターンが殆どです。料金は大体¥16000~¥20000 で、これはお客さんの入り具合で上下する事が
ありますので事前に確認しておきましょう。
当然ですが料金=魚代ではありません。その日ボウズだったとしてもしっかり払いましょう(爆)
船を出すだけで燃料費ががっつり掛かりますし、船長はその日一日、渾身の操船で超絶ポイントを
回ってくれるわけです。「海で一日遊ばせてもらう料金」なのです。
①予約する!
遅くても1ヶ月前には船長に予約の電話を入れましょう。休日やハイシーズンにはもっと前でないと
埋まってしまっていることもあります。予定が定まっているなら早目を心崖魔性。いや、心がけましょう。
キャンセルは極力避けてください。場合によってはキャンセル料が発生する事があります。
予約の電話を入れる際、初めてであればその事をしっかり伝えておきましょう。船長はきっとすごく
気を遣って、優しくフォローしてくださることでしょう。(五島は例外w)
同時に最近の状況やタックルについてなど、解らない事はじゃんじゃん聞きましょう。ここで邪険にする
ような船は即攻で縁を切りましょう。
②出航前日!
前日の夕方以降(その日船が出ていたら船長が帰ってくるのが優雅対抗、いや夕方以降だから)
確認の電話をいれます。北部九州の場合は向こうから掛かってくるのが殆どですが・・
出航時間を確認したら、改めて最近の状況とその日の人数、どういう攻略になるのかまで聞いて
おきましょう。後々戦略が立て易くなります。
当然の事ながら前日の夜は眠れませんが、横になっておくだけで随分体は休まるものです。
睡眠不足は船酔いの原因です。食事は脂っこいものを避け、深酒もやめておきましょう。
③当日!
出航時間の15分前には到着しておきましょう。初めての船であれば前もって見回しておくと後々安心
です。タックルはラインを通しリーダーを結びジグを装着し、もう釣りが出来る状態にしておきます。
ドラグ設定もしっかりやっておきましょう。荷物も散らからないようコンパクトにまとめておきます。
船長が来たら挨拶をして、荷物を船に積み込みます。
他のお客さんにもきちんと挨拶をしましょう。仲良くなれるとその日すごく楽しく釣りが出来ますし
色々教えてもらえるので成長できます。
解らない事はどんどん聞きましょう。それが上手くなり慣れていく近道です。
勿論他のお客さんに対する配慮は必要ですが、初めてだからといって過度に遠慮する必要は有りません。
その日一日、初めてのジギングを思いっきり楽しむ!位の気持ちでいきましょう。
最初は揺れの少ない大ドモ(一番後ろ)で釣るとすごく楽です。
で、ひとしきり釣って、帰港します。
帰港したら料金を払って、安全運転で家に帰りましょう。帰港した後に船長や他のお客さんと
ゆっくりコミュニケーションが取れれば、また新しい発見があるかもしれませんよ♪
~~~~~と、船に乗るのは大体こんな感じです。当たり前の話ですが、事前にあれやこれや
悩むよりも一度乗ってみた方がはるかによく解ります。れっつじぎんぐ!
④船酔い対策!!!!!
船で釣りをする時の永遠のテーマです(爆)
幸い筆者は今や海がどれだけ荒れていようと酔わない体質を身に着けましたが、乗り始めた
最初の頃は結構酔って、半分くらいは寝てました(これ、今話しても信じない人も多いです)
要は、慣れです!
本業の漁師さんの中にも、しばらく乗ってなかったら酔うという方も居られます。
ただし、乗り始めは慣れてないのでかなり辛いです。それを慣れろというのも酷ですので
対策を伝授いたしましょう!
酔うと血圧が下がります。顔面蒼白になり、脳に血が回らなくなってきます。
口がからからに渇き、胃の奥が気持ち悪くなってきます。
唾液が急激に分泌され始めたらリバース(ゲロちゃん)間近です。すみやかにトイレか船縁に
向かいましょう。
で、対策ですが、最初は酔い止めを使うとむかむかを軽減できます。
最強なのは「アネロン・ニスキャップ」 3種類の酔い止め効果のある薬剤配合でばっしり止めます!
しかし!余りに効き過ぎて薬品耐性の弱い方などは一日眠り続けたり廃人になったりするので
注意が必要です。(ぼーっとして何も感じなくなりますw)
薬剤師さんと相談しながら色々試してみるのも面白いです(本人にとっては深刻な問題なんだが)
満腹すぎても空腹すぎても酔いやすくなります。胃には何かしら入っていたほうが酔いにくいですし
仮に酔って吐くような事態に陥っても吐くものがある分楽です。吐くものもなくなると苦い胃液が
出てきてもだえ苦しむことになります。最悪の場合飲み物でも良いので胃には何か入れましょう。
ちっちゃいパンかゼリー飲料などでちょこちょこ補っていくと良いでしょう。
酔った場合の対処
先ほど記しましたが気分が悪いのは血圧の低下によるものがかなりあります。
そこで酔ったら無理をせず、横になって寝ましょう。よく座ってしゃがみこんでいる人を見かけますが
その体勢では回復しません。頭を床につけて、足を高くして寝るとしばらくして回復します。
その際、船の長さ方向に寝るとローリングで更に気分が悪くなるのを防げます。
油もの・ブラックコーヒー・チーズ系は酔う人が多いので摂取を控えるのが無難です。
酒を飲むと一時的に回復しますが、酒の酔いが抜ける頃に猛烈に気分が悪くなるので
やめておきましょう。
先ほども記しましたが、酔ってゲロゲロ状態の時でも胃がカラになると余計に気分が悪くなるので
寝ながらでも継続的に胃にものを入れておくのがお勧めです。
釣りの際は下や手元ばかり見ると酔いますので、遠くの水平線や景色を眺めるようにします。
また、着膨れて暑くなりすぎると(ジギングは全身運動なので冬でもすぐに暑くなります)
途端に気分が悪くなる場合も有りますので注意が必要です。
最後にメンタル面。
すごく酔う人でも、魚が入れ食いの時は不思議と元気だったりします。
酔いを克服する上で気の持ちようってすごく大事です(けっこう軽視されますが)
「酔ったらどうしよう・・」とか「う・・なんだかこれは嫌な方向に・・・」と考えるのではなくて
「この揺れ、アトラクションみたいだぜ!」
「次のジャークで絶対喰う!!間違いねぇ!!!!」とか、テンションの上がることをひたすら考え続けます。
ハイになれば酔いにくくなるんです。
まぁ、それでもダメだと感じたら、深刻になる前に無理せず休みましょう!
というわけで、今回は準備編でした。
案ずるより生むが安し!一歩踏み出してみれば新しい事がどんどん解ってきます。
何かを始めるのに早すぎることなんてありません。是非トライしてみてください。
いつの日か記念碑的大物を獲った時、あの時一歩踏み出してよかったと心の底から思うに違い
ありません。
ご覧頂き、誠にありがとう御座いました。
次回は・・・・タックルについて考えてみましょうかね。
編集チョー

この講座はジギングで青物・マグロ・その他回遊魚を狙う釣師の為の入門&スキルアップを目指す
講座です。筆者自身まだ答えの出ていない疑問や内容等ありますが、現時点で判っている事柄を
まとめて提示し、皆様のご意見等伺いまして更なる技術向上を目指す事ができればこの上ない幸せです。
この講座で主に扱うのは「九州地方~五島海域で青物5kg以上を狙う場合のジギングについて」です。
タックルでいうとPE5号・ジグ200g前後のお話になります。 (タックルについては別項で詳述します)
ライトタックルを用いての近海ライトジギングやショアジギングは対象に入りません。
ということで、早速始めていきましょう!
第1回の今日は・・・・ズバリ船についてです。
・船-まずはこれから。乗らないと始まらない
「ジギング初めてでーす!」という方がいきなり船に乗って・・・というのは実際メチャメチャ敷居が高いと
思います。システムが解らないとか酔ったらどうしようとか不安材料が多すぎて、躊躇ってしまいますよね。
一番良いのは慣れている方に連れて行ってもらう!ことです。色々説明してもらいながらすぐに慣れる事が
出来ますね。
しかし!これから始めたいと思うものの、身近にジギングする知り合いなんて居ないよ! という方も
居られるに違いありません。そこで今回は、初めての方でもイメージできるように出来るだけわかりやすく
疑似体験できるように説明していきたいと思います。
ステップ0
まずは北部九州(七里とかに行く船)のシステムをご紹介します。(五島は例外)
船によって多少の違いは有りますが、大体5時半~6時に出て実釣8時間程~夕方6時に帰港 という
パターンが殆どです。料金は大体¥16000~¥20000 で、これはお客さんの入り具合で上下する事が
ありますので事前に確認しておきましょう。
当然ですが料金=魚代ではありません。その日ボウズだったとしてもしっかり払いましょう(爆)
船を出すだけで燃料費ががっつり掛かりますし、船長はその日一日、渾身の操船で超絶ポイントを
回ってくれるわけです。「海で一日遊ばせてもらう料金」なのです。
①予約する!
遅くても1ヶ月前には船長に予約の電話を入れましょう。休日やハイシーズンにはもっと前でないと
埋まってしまっていることもあります。予定が定まっているなら早目を心崖魔性。いや、心がけましょう。
キャンセルは極力避けてください。場合によってはキャンセル料が発生する事があります。
予約の電話を入れる際、初めてであればその事をしっかり伝えておきましょう。船長はきっとすごく
気を遣って、優しくフォローしてくださることでしょう。(五島は例外w)
同時に最近の状況やタックルについてなど、解らない事はじゃんじゃん聞きましょう。ここで邪険にする
ような船は即攻で縁を切りましょう。
②出航前日!
前日の夕方以降(その日船が出ていたら船長が帰ってくるのが優雅対抗、いや夕方以降だから)
確認の電話をいれます。北部九州の場合は向こうから掛かってくるのが殆どですが・・
出航時間を確認したら、改めて最近の状況とその日の人数、どういう攻略になるのかまで聞いて
おきましょう。後々戦略が立て易くなります。
当然の事ながら前日の夜は眠れませんが、横になっておくだけで随分体は休まるものです。
睡眠不足は船酔いの原因です。食事は脂っこいものを避け、深酒もやめておきましょう。
③当日!
出航時間の15分前には到着しておきましょう。初めての船であれば前もって見回しておくと後々安心
です。タックルはラインを通しリーダーを結びジグを装着し、もう釣りが出来る状態にしておきます。
ドラグ設定もしっかりやっておきましょう。荷物も散らからないようコンパクトにまとめておきます。
船長が来たら挨拶をして、荷物を船に積み込みます。
他のお客さんにもきちんと挨拶をしましょう。仲良くなれるとその日すごく楽しく釣りが出来ますし
色々教えてもらえるので成長できます。
解らない事はどんどん聞きましょう。それが上手くなり慣れていく近道です。
勿論他のお客さんに対する配慮は必要ですが、初めてだからといって過度に遠慮する必要は有りません。
その日一日、初めてのジギングを思いっきり楽しむ!位の気持ちでいきましょう。
最初は揺れの少ない大ドモ(一番後ろ)で釣るとすごく楽です。
で、ひとしきり釣って、帰港します。
帰港したら料金を払って、安全運転で家に帰りましょう。帰港した後に船長や他のお客さんと
ゆっくりコミュニケーションが取れれば、また新しい発見があるかもしれませんよ♪
~~~~~と、船に乗るのは大体こんな感じです。当たり前の話ですが、事前にあれやこれや
悩むよりも一度乗ってみた方がはるかによく解ります。れっつじぎんぐ!
④船酔い対策!!!!!
船で釣りをする時の永遠のテーマです(爆)
幸い筆者は今や海がどれだけ荒れていようと酔わない体質を身に着けましたが、乗り始めた
最初の頃は結構酔って、半分くらいは寝てました(これ、今話しても信じない人も多いです)
要は、慣れです!
本業の漁師さんの中にも、しばらく乗ってなかったら酔うという方も居られます。
ただし、乗り始めは慣れてないのでかなり辛いです。それを慣れろというのも酷ですので
対策を伝授いたしましょう!
酔うと血圧が下がります。顔面蒼白になり、脳に血が回らなくなってきます。
口がからからに渇き、胃の奥が気持ち悪くなってきます。
唾液が急激に分泌され始めたらリバース(ゲロちゃん)間近です。すみやかにトイレか船縁に
向かいましょう。
で、対策ですが、最初は酔い止めを使うとむかむかを軽減できます。
最強なのは「アネロン・ニスキャップ」 3種類の酔い止め効果のある薬剤配合でばっしり止めます!
しかし!余りに効き過ぎて薬品耐性の弱い方などは一日眠り続けたり廃人になったりするので
注意が必要です。(ぼーっとして何も感じなくなりますw)
薬剤師さんと相談しながら色々試してみるのも面白いです(本人にとっては深刻な問題なんだが)
満腹すぎても空腹すぎても酔いやすくなります。胃には何かしら入っていたほうが酔いにくいですし
仮に酔って吐くような事態に陥っても吐くものがある分楽です。吐くものもなくなると苦い胃液が
出てきてもだえ苦しむことになります。最悪の場合飲み物でも良いので胃には何か入れましょう。
ちっちゃいパンかゼリー飲料などでちょこちょこ補っていくと良いでしょう。
酔った場合の対処
先ほど記しましたが気分が悪いのは血圧の低下によるものがかなりあります。
そこで酔ったら無理をせず、横になって寝ましょう。よく座ってしゃがみこんでいる人を見かけますが
その体勢では回復しません。頭を床につけて、足を高くして寝るとしばらくして回復します。
その際、船の長さ方向に寝るとローリングで更に気分が悪くなるのを防げます。
油もの・ブラックコーヒー・チーズ系は酔う人が多いので摂取を控えるのが無難です。
酒を飲むと一時的に回復しますが、酒の酔いが抜ける頃に猛烈に気分が悪くなるので
やめておきましょう。
先ほども記しましたが、酔ってゲロゲロ状態の時でも胃がカラになると余計に気分が悪くなるので
寝ながらでも継続的に胃にものを入れておくのがお勧めです。
釣りの際は下や手元ばかり見ると酔いますので、遠くの水平線や景色を眺めるようにします。
また、着膨れて暑くなりすぎると(ジギングは全身運動なので冬でもすぐに暑くなります)
途端に気分が悪くなる場合も有りますので注意が必要です。
最後にメンタル面。
すごく酔う人でも、魚が入れ食いの時は不思議と元気だったりします。
酔いを克服する上で気の持ちようってすごく大事です(けっこう軽視されますが)
「酔ったらどうしよう・・」とか「う・・なんだかこれは嫌な方向に・・・」と考えるのではなくて
「この揺れ、アトラクションみたいだぜ!」
「次のジャークで絶対喰う!!間違いねぇ!!!!」とか、テンションの上がることをひたすら考え続けます。
ハイになれば酔いにくくなるんです。
まぁ、それでもダメだと感じたら、深刻になる前に無理せず休みましょう!
というわけで、今回は準備編でした。
案ずるより生むが安し!一歩踏み出してみれば新しい事がどんどん解ってきます。
何かを始めるのに早すぎることなんてありません。是非トライしてみてください。
いつの日か記念碑的大物を獲った時、あの時一歩踏み出してよかったと心の底から思うに違い
ありません。
ご覧頂き、誠にありがとう御座いました。
次回は・・・・タックルについて考えてみましょうかね。
編集チョー
Posted by 鍵さん at 15:55│Comments(0)
│ジギング
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