2012年10月14日
福岡の鱸
今年もヒートアップしてきた福岡!都市港湾のシーバス

10月13日、夜も遅く11時40分、日付が変わらんとする頃の事だった。
突然、上原氏からの電話が。
折りしも風呂掃除をしていた自分は2コールくらいで電話を取った。
電話口の上原氏は、「ネボウして学校まで猛ダッシュした後の学生」の様に息が上がっていた。
「デカイです。、、、、83は、、、、、、超えてます」
タイミングがタイミングなだけに、自分は瞬時に、上原氏が例のポイントで鱸を掛けた事、そして
そのポイントでの記録となるようなサイズに違いない、ということを悟った。普通の70位なら
こうしていきなり電話してくることはまず無いからである。
上原氏は息を切らしながらこう続けた。
「回収中に、、、喰って、、、、 巻いてきたら、、、すぐそこで。。。
もう、上げる(ピックアップの)寸前ですよ、、、、ぐぉっ!って海面が歪んで!
喰う瞬間全部丸見えでした! そこから、10数メートル一気に突っ走って・・・」
恐らくランディングして、そのまま電話しているのだろう。言葉が途切れ途切れになっている。
そして、漲る達成感と満足感が電波に乗って伝わってきた。
このポイントは足元~海底が岩礁&カキ殻ビッシリのポイントである。
当然ながら干潮のタイミングで海底を走られると、ラインブレイクは避けられない。
自分が福岡で通っていた時も、80を超える様な良型に何度も逃げられていた、難易度の
高い場所だった。
使用タックルは普段サブで使っているというエギロッド。
これにこれまたSEPHIA2500Sを装着し(どこまでイカ目線なんだよ!)
0.8号のPEを巻き込んだ、完全に10本足の生き物を狙うための一式である。
使用ルアーはレンジバイブ70ESホワイト。
通常バイブレーション等のファスト・ムービング系にはティップからベリーまで柔軟に入る
「乗せ調子」のタックルを選択するのが常套ではあるが、上原氏が上記のタックルを使用
しているのは理由がある。
硬いエギングロッド&伸びの無いPEライン&ネムリの効いた掛け針 という
触れたものを一撃で掛けてしまう、キンキンの「鬼掛けセッティング」なのである。
賢明な読者諸氏ならお分かりかと思うが、本当に「掛ける」だけであればネムリなしの
ストレート・ポイントを選ぶのが普通である。しかしこれでは不適切な位置に掛かってしまう
ことも多く、針先のベクトルが外を向いているためバレ易い。
反面、ネムリの効いた針は掛かりこそストレートには劣るが、一度刺さったら針先が抉り込んで
行く為、極めて外れにくいのである。ボラ掛けや鮎スレなども極端なネムリ針である。
そんなネムリの効いた針の掛かりの弱点を補うべく、硬いロッドと伸びの無いラインで
「針先が対象に触れた瞬間に一気に」パワーが伝わるようなセッティングなのだろう。
勿論、フッキング・パワーに対して圧倒的に強いファイト時の抵抗に
対しては、ドラグを十分に効かせて対処し、バレを防いでいる。
状況については、一時間程度狙い続けていた所、急に下げ潮の勢いが強まり、音がするほど
流れていたという。これが少し緩んだ頃合で流れにクロスで投げ、弧を描くように引いてきた所
手前でヒットした模様。魚が流れに乗って走ったため、障害物に擦れない様に止めるのが大変
だったそうである。

これから秋も深まり、いよいよ本買うシーズン。じゃなくて本格シーズン。
今後の校長に期待しよう。好調。(左遷か人事異動かぃ)
編集チョー

10月13日、夜も遅く11時40分、日付が変わらんとする頃の事だった。
突然、上原氏からの電話が。
折りしも風呂掃除をしていた自分は2コールくらいで電話を取った。
電話口の上原氏は、「ネボウして学校まで猛ダッシュした後の学生」の様に息が上がっていた。
「デカイです。、、、、83は、、、、、、超えてます」
タイミングがタイミングなだけに、自分は瞬時に、上原氏が例のポイントで鱸を掛けた事、そして
そのポイントでの記録となるようなサイズに違いない、ということを悟った。普通の70位なら
こうしていきなり電話してくることはまず無いからである。
上原氏は息を切らしながらこう続けた。
「回収中に、、、喰って、、、、 巻いてきたら、、、すぐそこで。。。
もう、上げる(ピックアップの)寸前ですよ、、、、ぐぉっ!って海面が歪んで!
喰う瞬間全部丸見えでした! そこから、10数メートル一気に突っ走って・・・」
恐らくランディングして、そのまま電話しているのだろう。言葉が途切れ途切れになっている。
そして、漲る達成感と満足感が電波に乗って伝わってきた。
このポイントは足元~海底が岩礁&カキ殻ビッシリのポイントである。
当然ながら干潮のタイミングで海底を走られると、ラインブレイクは避けられない。
自分が福岡で通っていた時も、80を超える様な良型に何度も逃げられていた、難易度の
高い場所だった。
使用タックルは普段サブで使っているというエギロッド。
これにこれまたSEPHIA2500Sを装着し(どこまでイカ目線なんだよ!)
0.8号のPEを巻き込んだ、完全に10本足の生き物を狙うための一式である。
使用ルアーはレンジバイブ70ESホワイト。
通常バイブレーション等のファスト・ムービング系にはティップからベリーまで柔軟に入る
「乗せ調子」のタックルを選択するのが常套ではあるが、上原氏が上記のタックルを使用
しているのは理由がある。
硬いエギングロッド&伸びの無いPEライン&ネムリの効いた掛け針 という
触れたものを一撃で掛けてしまう、キンキンの「鬼掛けセッティング」なのである。
賢明な読者諸氏ならお分かりかと思うが、本当に「掛ける」だけであればネムリなしの
ストレート・ポイントを選ぶのが普通である。しかしこれでは不適切な位置に掛かってしまう
ことも多く、針先のベクトルが外を向いているためバレ易い。
反面、ネムリの効いた針は掛かりこそストレートには劣るが、一度刺さったら針先が抉り込んで
行く為、極めて外れにくいのである。ボラ掛けや鮎スレなども極端なネムリ針である。
そんなネムリの効いた針の掛かりの弱点を補うべく、硬いロッドと伸びの無いラインで
「針先が対象に触れた瞬間に一気に」パワーが伝わるようなセッティングなのだろう。
勿論、フッキング・パワーに対して圧倒的に強いファイト時の抵抗に
対しては、ドラグを十分に効かせて対処し、バレを防いでいる。
状況については、一時間程度狙い続けていた所、急に下げ潮の勢いが強まり、音がするほど
流れていたという。これが少し緩んだ頃合で流れにクロスで投げ、弧を描くように引いてきた所
手前でヒットした模様。魚が流れに乗って走ったため、障害物に擦れない様に止めるのが大変
だったそうである。

これから秋も深まり、いよいよ本買うシーズン。じゃなくて本格シーズン。
今後の校長に期待しよう。好調。(左遷か人事異動かぃ)
編集チョー
Posted by 鍵さん at 14:25│Comments(0)
│シーバス
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