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Posted by naturum at

2021年10月18日

吹き付けとドブ漬け

ウレタン種別及び施工方法による膜厚の違い





唐突ですがここで

①2液ウレタン塗料を吹き付けでルアー表面に塗布した場合

②1液ウレタンをドブ漬けでルアー表面に塗布した場合

の乾燥後のウレタン皮膜の膜厚を比較してみました。

注:同じ塗料種類で施工方法だけ違う場合の膜厚差は施工時の希釈率の違いなどから

容易に想像がつきますのでここでは省きます。

・使用塗料

①2液ウレタンとして10:1タイプの製品を使用。吹き付け時の希釈率は50%

②1液ウレタンとして湿気硬化型の製品を原液のままドブ漬け(ディッピング)。

・計測方法

黒皮鋼板の表面をやすりで均して、電磁膜厚計の値が0になるように整えます。

この鋼板を2つ用意し、それぞれ①及び②を施工します。

①の吹き付け時はアネスト岩田社製W101スプレーガン 口径Φ1.3㎜を使用しました。

それぞれ1回塗布毎に天地を入れ替え2回塗布しました。

膜厚計測はサンコウ電子膜厚計SWT-8000Ⅱを使用しました。

・結果

①の膜厚5点計測の結果は  62㎛ 66㎛ 60㎛ 63㎛ 67㎛

②の膜厚5点計測の結果は  32㎛ 28㎛ 30㎛ 34㎛ 32㎛

となり、1液の原液ドブ漬けに比べ2液の吹き付けの方が概ね倍ほど厚い皮膜が

形成されていた事が解りました。また、1回塗布毎の表面の皮膜の均一度は1液の乾燥時間が

やや遅いこともあり、②の方がやや偏っている(上が薄く下が厚くなっている)事が解りました。

(天地を入れ替えて塗るのでこの差は2回目で是正されているようです)


・結論

塗料にもよりますが、2液ウレタンの吹き付けの方が膜厚を稼ぐ点で優れる事が解りました。

2液の吹き付けの場合、2時間程度おいて重ね吹きすることで更に膜厚を稼ぐことが可能です。

ドブ漬けではこれはできません。

2液ウレタンは硬度や肉持ち性に優れる製品が多数ありますので、これらをルアー製造に

生かしていこうと思います。


                           塗装室作りました  編集長  


Posted by 鍵さん at 22:22Comments(0)ハンドメイド

2021年04月29日

ヒラマサ12.8kg

沖ノ島周辺のキャスティング




28日は津屋崎のSⅡさんでキャスティングに出掛けました。

4月に入れていた予約が時化で何度もフケたので、嬉しい出船です。

しかしながら船長に聞くと前日は絶不調だったとか。

さて今日の調子は如何に…

こればかりは海に出てみないと分かりませんね。


7時前に現場に到着して流し始めます。

潮の当たる駆け上がりを流しますが、風と潮が対向しており思うように船が流れません。

暫く流して本命のポイントに入ります。

上げ潮の弱まりと共に風で船が流れるようになり、期待が高まります。

私の投げるBLACK SHEEP 230 Type-7 の後ろにも時折「もやっ」と波紋が盛り上がり

ヒラマサが追尾してきますが喰うまでには至らず。

実に悔しい限りです。

下げ潮が効きだすといよいよ本命タイム。

8kg~7kg位のヒラマサが船中でヒットします。

私のプラグにも3度ほどバイトがありますが乗らず。

フックをシングルからトリプルに替えますが、今度はヤズの大群に襲われるので

再びシングルに戻しました。

そのうちヒラマサもヤズもバイトが無くなりジギングタイムに。

しかしジギングも反応が芳しくありません。

ポイントを転々としながらジギング・キャスティングを繰り返しますが反応は相変わらず。

夕方に近づきイワシのナブラ付近を流すと、トップには反応しないものの

ライトジギングで80cm近い鯛が2枚揚がります。


傾く夕日を背に最後の流し。

下げ潮は止まり、既に上げ潮に変わり始めています。

その前の2流しは反応がありませんでした。

水深がどんどん浅くなるにつれ、この日の釣りも終わりが近づきます。

それでも、この時何かが出そうな予感がありました。

船長も「鍵山くん、出るっちゃないかね」とつぶやきます。

その後のキャスト。対向する上げ潮に合わせて少し早めに引いてきたプラグが

一瞬で海中に引き込まれました。

ロッドに重みが乗ったところで大きくロッドを曲げ、リールを巻き込んで距離を詰めます。

魚は途中で一度5mくらい走りましたが、10kgの初期ドラグは全くそれを問題にしません。

SHIMANO OCEA PLUGGER BG FLEX ENERGY の深い懐が魚の引きを吸収し

非常に楽に、素早く魚を寄せることが出来ました。


ヒラマサ12.8kg。良い位置にフッキングしています。



最後まで魚の反応を信じていた船長の想いに釣果で応えることが出来て非常に嬉しい

釣行となりました。



使用タックル

・ロッド SHIMANO OCEA PLUGGER BG FLEX ENERGY 83H
・リール TWINPOWER 14000XG
・ライン PE6号
・リーダー 140LB
・ルアー BLACK SHEEP 230 Type-7(試作品)



  


Posted by 鍵さん at 23:12Comments(0)キャスティング

2021年03月18日

春のヒラマサ23kg

17日、津屋崎のSⅡさんで出掛けてみました。

沿岸部はべた凪でしたが沖に出るにつれ結構な荒れ模様に。

春の時期によくある風浪です。

朝1回目の流し。

4~5回くらい投げたところで真ん中のお客さんが7kg位のを掛けました。

次の流しで、船長が「あ、反応浮いとうよ!」というので気を引き締めます。

丁度低空で飛ぶ鳥の群れとリンクした辺りで、プラグの後ろにもやっと波紋が

出たかと思ったら、ヒラゴが良くそうするように「ちゃぷ」っとプラグが引き込まれました。

ヒラゴだと思ってごり巻きしていたら、魚が猛然と反撃に出ました。

初期ドラグ10kgを意にも介さず20mダッシュ、一瞬だけ止まりましたが更にそこから

20m走ります。リールも電動工具のような音を立てて呻ります。

水深は65m。このまま走られると非常にマズいです。

魚が止まっているうちに何とか巻き込みたいのですが、巻いては出されの繰り返し

で腰と腕が悲鳴を上げます。ドラグを増し締めして15kg程度にし、少々の反撃なら

ロッドの弾性でいなせるようにしてポンピングで浮かせます。

海の中にキラッとその輝きが見え始め、徐々に大きくなったそれは船長のネット2本の

中に無事収まりました。しばらく腰がガクガクでした。


ヒラマサ23kg。ちょっと横に掛かっていて良く走りました。

ロッド:SHIMANO OCEA PLUGGER Full Throttle 88H
リール:TWINPOWER 14000XG
ライン:PE6号
リーダー:150LB
プラグ:BLACK SHEEP 230XT


ヒットルアーはBLACK SHEEP 230XT。

当ブログでも度々書いてきましたが、試作と改良を繰り返して去年ようやく完成しました。

既に使ってくださったお客さんは15kg超を獲るなど実績も十分だったのですが

やはり自らの手で20kg超を獲らないと自信をもってお勧めもできないので、そういう点ではやっと

実績も揃って完成したな、という気がします。


ファーストラン。


ベラかブダイのようなカラフルな魚を食べていました。




Facebookの「BLACKFORCE鍵山」のアカウントでルアーの販売状況等お知らせしています。

宜しければお立ち寄りください。



                翌朝本気で筋肉注射打とうかと思った編集腸       


  


Posted by 鍵さん at 19:37Comments(0)キャスティングヒラマサ

2020年02月10日

大荒れのちベタ凪




前の日まで波高1mにも満たなかったにもかかわらず、夜半から一陣の風が

吹き込んで一気に3m近くまで荒れた不思議な朝、長崎の磯までヒラ狙いに

出掛けました。

 この日は始めが上げ潮で朝9時過ぎに満潮、それから下げてくるという潮回り。 

朝一から65~70サイズが狙った場所で出てくるというとても良い状況でしたが

7時過ぎにいきなり雹がバリバリ降ってきまして。

ヘルメットがあるので頭は平気ですが、うっかり下を向いて首筋に当たると結構な

痛さです。量もかなり降って磯の隙間にうっすらと積もっていました。



7:30~
撃つポイント毎にヒラスズキが掛かってくるのですが、8時~9時頃が海が最も

荒れており、ランディング中に流されたり外れたりが結構ありました。

9:00~
流石に最満潮時は取り込み場所に降りるのが危険なくらいでしたので、10時

程度まで食事をして過ごします。

10:00~
少し潮位が下がってきました。何度も通したポイントでしたが、きちんとコースに

通してやると何かしらの反応があります。潮位が高い→ルアーの通る深度が

上がりがち→普段ヒラスズキが定位している場所から少し離れてしまっている

のでは、と予想し、若干沈めてゆっくり底付近を通してやると、何度も通したコース

でしたが良型ヒラが喰いついてきました。

タモ入れが不可能なくらい荒れていましたので、何とか低地に誘導して捕獲

出来ましたが獲るの大変でした。


79cm。凄く太ったヒラさんでした。

80cmにならんかな~と散々眺めまわしましたが変わるわけがないですねw

ちなみに計測は現場用のYamayoリボンロッドです。

この頃からぱったり風が止み無風状態になりました。

10:30~
同様に朝方撃ったポイントも少しレンジを下げて狙ってみると面白いくらい反応

してきます。

風が無くなったので、朝方逆風で撃てなかったポイントにも届くようになり

やはりこうした場所からもヒットが続きました。

1週間前まで好調だったヒラマサをトップで狙ってみましたが、この日は全く

出てきてくれませんでした。

12:00~
風が逆になり海は朝の荒れ方がウソのようにべた凪に。納竿して家路につきました。


釣果

79×1  同サイズフックオフ×1 (目の前で波にさらわれてゆきました)
65~75 7本キャッチ、多数フックアウト (元気だったので逃がしました)

ヒットルアー DUEL ソリッドバイブ85 (これホント強すぎると思うです)
         ミノーでは一切ヒットしませんでした。前日ヒラ兄貴が居たので
         既に通されていたのかもしれません。

総論

 風が落ち気味の波高2mくらいがベストだと思います。あまりにも荒れて

 風も強いとコースを精密に通すのが難しくなってくると思います。

 大型のヒラスズキが定位している場所(縄張り?)はほぼ決まっている

 ような感じがしますので、如何に彼らの反応範囲に送り込めるかが

 重要な気がしました。これまでは2次元的にポイントを捉えていましたが

 3次元的に捉える大切さを改めて認識する機会となりました。

 また、高い足場で掛けた魚を、ネットに頼らず低地に誘導して獲る術を

 覚えました(むしろ荒れが酷すぎてネットなんて使えませんでした)



                パンに雹がめりこんでじゃりパンに  編輯長

  

  
タグ :ヒラスズキ


Posted by 鍵さん at 19:27Comments(0)ヒラスズキ

2020年01月27日

FLEX ENERGY

まさに欲しかったこのパワー。この曲がり。

OCEA PLUGGER BG  FLEX ENERGY




旧FlexLimitedが更に発展を遂げました。

旧83Hの許容ライン号数が6号だったのに対し、FlexEnergy83Hは8号まで対応。

最大ドラグも14kg/60度という心地よい値です。

リフト時にかなりの力を掛けられそうです。

旧Flexはキャスト時にロッドがベロン(笑) とブレる感じがありましたし、全体的にちょっと

柔らかすぎる感がしていたので、これとFullThrottle83Hの間位の屈強な曲がるロッドが

欲しいと思っていたところにこれはまさに渡りに船。

180g位まで投げられるようなので、ロッドのコシもかなりしっかりしたものになっているはずです。


昨年12月釣行時の旧83Hの曲がり。PE8号が使えれば・・・とずっと思っていました。


全体を見ての課題は2つ。

あくまで個人的なものですが、リールシートがダウンロックではなくてアップロックでしたら

もっと良かったかもしれません。リールのすぐ上を握ってポンピングするとストローク幅が

稼げるのですが、この時リールフットのネジをつかんでしまう格好になります。

私は左手でロッドを握るので、どうしてもネジが緩むほうに力が掛かってしまいます。

もっとも、だからといってリールが外れることなどはないのですが、ファイト時の余計な

気掛かりはできるだけ避けたいものです。(今回ロックナットもないようですし)

 
 また、バットガイドがチタンなのは素晴らしいのですが、残りは恐らくみんなステンレス

なので、私は全部チタン製のガイドに巻き替えます。ガイドエポキシは必ず割れますし

ここから海水が入ってステンレスが腐食するので、高負荷な釣りを続けていると

数年でガイドが折れる危険があります。大型魚とファイト中のガイド折れは極力避けたい

ものです。

(もっとも、最初から総チタンにしたら価格が更に2万はアップしそうですが!

 それでも解っている人は買いますよ!!)


課題はどうであれ、強さの中にある柔らかさ、ルアー操作時の滑らかさ、ファイト時の

曲がりの気持ちよさ、それでいて魚を獲る強靭さ・・・これらを見事に纏め込んだ

素晴らしい製品に仕上がっているに違いありません。早くブチ曲げたいですね♬


     文責: シマノさんの最近の落ち着いたカラーリングが超好き  偏執長  


Posted by 鍵さん at 20:42Comments(0)キャスティング

2020年01月13日

寒鰤15kg




 津屋崎のS2さんで七里にジギングに出掛けました。

前日~前々日と大荒れだったのですが、波が静かになったので出航がかないました。

事前情報では七里の鰤は今年は渋くてぽつぽつ程度、と聞いてはいましたが

あまり深く考えず、いつも通りG-7  200gでの攻略を企てました。


五島海域もそうでしたが、七里も最満潮時刻から1時間程度は上げ潮が流れるので

船尾に入った私のチャンスはその後。下げ潮が流れ出してから、という事になります。


8時半ごろポイントに到着し、水深120mから開始。

しばらく流していくと、船首の方から当たりだします。それも10kgを超えるサイズが。


さてここで私の頭に迷いが生じます。

ヒットしているのはどうやら柔らかめのロッドで、ロングジグをあまり撥ねずにジャークする作法。

秋刀魚が入る前の、鰤が甲殻類やイカ等を捕食している時期はこれが有効です。

むしろジグを撥ねると喰いが悪くなります。

秋刀魚が入っていれば、バンバンジャークしてジグを動かしたほうが圧倒的に食いが良く

なります。

そこで、少し短めのジグに変更してヌルヌル動かしてみますが、これには当たりもかすりも

しませんでした。

私自身、ジグを動かさない”ジギング”はまったく面白みを感じないので、いつも通りに

ロングジグをバンバン撥ねて誘ってみることにしました。

年末の壱岐で釣ったヒラマサも、秋刀魚を食べていましたし。


しばらくやっていると隣の電動ジギングの方にヒット。しかしバレてしまいました。

「惜しかったですね^~」などと談笑しながらジャークしておりましたら

私のロッドにドスッと鈍い重みが。

一気に巻き込むと重い首振りの後ファーストランがドラグを呻らせます。

ヒラマサほど速度はないですが、じりじりと重いその走りは止まりません。

PE5号・初期ドラグ8kgですがそれをものともせず引き出してゆきます。
(ラインが140m出ていますので実際のドラグ値は12kg位でしょうか)

HOTS社のONE PITCH SLIDER SOS-56H がこんなにも曲がります。


結構硬めのロッドなんですが・・・お手持ちの方は曲げてみてください。相当力要ります

それからは巻いては引きずり出され、の一進一退。

なんとか巻き上げてきますが70mラインで嫌がってがりがり走ります。

漸く輝きが見えた頃には私もクタクタ。

水面まで浮かせると船長が「でけぇ‼」

イルカみたいな真ん丸な魚体が最後の抵抗で暴れまわります。

遂にネットインした魚体は船上計測で15kgの鰤でした。



ファイトで腕力が無くなっていた私はこの鰤を抱えきれませんでしたx_x


何本も連打する状況ではありませんでしたが当たれば10kg超という感じで、終わってみれば

満足のいく釣行となりました。私としてはこの一匹があれば十分だったので後半のんびり

過ごしましたが、掛け損ないが何回かありました。


編集後記

秋刀魚が入っているようで、きちんとジグを動かしたほうが良いサイズが食いました。

ただし、底付近をゆっくり動かす方法でもヒットしていました。

もしかしたら、2月の方が状況は良いかもしれません。





                       ハラミ霜降りで最高でした   編集チョー

  


Posted by 鍵さん at 23:20Comments(0)ジギング

2020年01月01日

試作品実釣テスト②

230㎜試製ダイビングペンシル・磯テスト

長崎県の磯でテストを行いました。

とにかく潮流が速く、それもころころ流れが変わる場所なのですが

朝から昼過ぎまでひたすら投げ倒してみました。

朝8時頃大人が飛び込んだようなバイトと共に強烈な引きが。

PE8号・初期ドラグ10kgをじゃりじゃり出していきます。

しかしながらまもなくフックから外れてしまいました。

クヤシイ!

タックルはSHIMANO OCEA PLUGGER Fullthrottle 88H

TWINPOWER 14000XG

PE #8 Leader 150LB

Lure:試製230㎜・100g


たまにボイルも見えるのですが数百メートル先

それでもいつ回ってくるかわからない青物の回遊に備え

ひたすら投げまくります。

350投ほどして最後のキャスト。

20mくらい先でペンシルが一気に海中にひったくられました。




このヒラマサ、秋刀魚を食べていましたよ。


試製ペンシルで特筆すべきはヒラマサの喰いの激しさです。

ヒラマサがただルアーの後ろをついてくる「チェイス」がなく、一気に食ってくるものばかりです。

ヒラマサが嫌う動きを徹底排除した結果が出てきたように思います。

もう一タイプ、まだ試していない”特別仕様”があるので、それをテストしてみて

最終的な判断をしたいと考えています。



                      「正月?ルアー作りまくりよ。」 編集チョー  


Posted by 鍵さん at 11:53Comments(0)キャスティング

2019年12月22日

平社員、ヒラを釣りに

 凪予報だったのが週末に近づくにつれだんだん荒れてきたので出かけてみました。

元々は青物狙いで計画していたのですが、波が高くて取り込みに難が出てきたので

ヒラスズキ狙いに変更しました。

釣り場につくも辺りは真っ暗。大荒れの中岩陰で2時間ふて寝を決め込みます。

すっかり明るくなり太陽が出てくる直前に本命ポイントに第一投!

風が強く軽量なミノー等では有効なコースを通せないため、重めのバイブで

一気に本丸に斬り込みます。

しかし。  

      シーン・・・・


「居らんじゃん・・・」

最初の30分、近辺を投げまくりますが反応がありません。

仕方なくポイントを変更します。

折から上げ潮でうまくサラシが伸びだした箇所があったのでバイブを通すと

ロッドが絞られ明確な首振りが。大きそうです。

しかーし!!

ある程度寄せたところでテールフックしかかかっていない事が判明、それも

引き波の激流の中で首を振りまくるヒラさん。

思いも虚しくヒラさんはポリっとフックアウトして、大きな尻尾を悠然と振りながら

サラシの中へ去ってゆきました。にょ~~~~~!!!


ちょっとポイントを冷ますべく別の場所に移動しますと海面にボイルが!

くっついていたバイブレーションを投じると、ぶにっ!と重みが乗り

重い首振りがロッドをしならせます。

浅場の岩の裏に逃げ込むなど獲るのがなかなか大変でしたが、何とか寄せて

捕獲することが出来ました。


ヒラスズキ77㎝。朝一のほうが大きかったように思います。


日が差してくると海面が至る所で騒がしくなります。

ボイルする魚、海面に突入するカツオドリ。

ヒラスズキがサラシから飛び出してきて魚体丸出しでボイルするのが見えました。

ダイワのShoreline Shinner Vertice140Fを投げてみると何者かが食らいつき、何度か

首を振った後、ラインを30m以上引きずり出してゆきました。この引き、ヒラマサです。

まったく寄せることが出来ず、根に擦った感覚と共に切られてしまいました。

気を取り直してサラシの中にミノーを投げてみると再びラインを出されますが

今回はすぐに止まりました。

揚がってきたのはヒラマサ。





そこでPE5号のキャスティングタックルに200㎜のペンシルをセットして投げてみるとドカドカ出る

のですがなぜか掛かりません。あと手前でヒラスズキもアタックしてくる始末。

磯用のチョイ小型の試作ペンシルがあったので投げてみたら一発でヒットしてきました。




各所を回ってヒラスズキは7ヒット3キャッチ、ヒラゴは無数に当たってきます。

14㎝のミノーにメバルが食ってきたのは驚きました。


一通り狙ったので昼過ぎには帰路につきました。

挨拶程度にサラッと狙ったので、じっくり狙ったらもっと出たと思います。

あとサラシの中で大きめの青物が食ってくるので、ヒラスズキと共に彼らを獲れる

ようなタックルで挑む必要がありそうです。

Rod:EXSENCE S1100MH COLTSNIPER X-Tune 106H/PS
Reel:STELLA 4000HG TWINPOWER 12000HG



                                記・人間塩田と化した編集腸   

  


Posted by 鍵さん at 23:06Comments(0)ヒラスズキ

2019年12月08日

試作品実釣テスト①

津屋崎のS2さんで試作品のテストを行いました。

テストモデルは225㎜と230㎜の2種類。

蛇のような泳ぎと棒の泳ぎがランダムに出るようにしてみました。

また、螺旋を描くように回転してしまう泳ぎを徹底的に排除しました。


この日は波高が2.0mと結構高く、主に近海で狙ってみることになりました。

最初のポイントで2流し目。

ルアーの横からヒラマサがドバッ‼ とひったくるようにバイトしてきました。



PE6号でしたが若干横に掛かっていたこともあり結構ラインを出されました。



ヒラマサ9.6kg ちょっと痩せてました。



225㎜モデルでのヒットでした。



船中では他に4~5kg位のヒラマサが揚がりました。

その後少し沖合のポイントに移動しますがここも波が高い!

男女群島での大荒れを思い出します。

船が波の谷に入ってしまうと、ルアーを目で追う事すらできません。

そんな中引いているとなんだかごみを引っ掛けた抵抗があり、合わせてみると

微妙に動いています。その後横走りするのでシイラでも掛けたかと思っていたら

ヒラマサでした。



ヒラマサ7kg位。PE8号でしたので全くドラグ出ず。



230㎜モデルでした。

この後雨が降り出し、近場のポイントで3kg位のヒラゴがじゃれてきたりもしましたが

沖合に真っ白なカーテンが出来て此方へ向かってきたため、昼上がりと相成りました。


使用タックル

①SHIMANO OCEA PLUGGER FullThrottle 88H
SHIMANO TWINPOWER 14000HG
PE8 Leader 150lb

②SHIMANO OCEA Flex Limited 83H
SHIMANO TWINPOWER 14000HG
PE6 Leader 140lb

今回テストしたモデルはいずれもヒラマサを捕獲することが出来ました。また、ヒット率も

バイト率も船中で一番高いという結果となりました。不自然な挙動を排除した事で反応が

一気に良くなりました。

 実は今回のテストに間に合わなかった「とっておきの逸品」があります。

これも後々テストを行いたいと思います。




                                編集チョ
  


Posted by 鍵さん at 11:27Comments(0)キャスティング

2019年10月12日

2000円で作る携帯落としタモ

安い!便利!携帯できる!大物用落としタモ自作法

唐突にも程がありますが、今日は携帯落としタモ自作法です。

比較的足場の良い場所で、80㎝~140㎝の魚を簡単にランディングする道具です。

パイプのサイズを変えればもっと大きな魚も捕獲できます。それも一人で。

では、さっそく見てみましょう。

●必要な材料

 ・塩ビパイプΦ25  1m 4本  (アロン化成とか。4本で600円くらい。対象に応じて長さを変えます)

 ・塩ビ管エルボΦ25用  4個  (4個で200円以下)

 ・ロープ 6㎜ 4~5m  (4点支持用。綿系のほうが滑りにくくて良いです)

 ・ロープ 6㎜ 10m    (つり上げ用。同じく綿系のほうが使いやすいです)

 ・イノシシ除けの網    (魚がでかいので目は大きめでよいです。小さいとフックが絡んで大変です)

 ・接着剤等

 ・船用の長くてパイプに入るサイズのオモリ(なければ5号の丸オモリをじゃらじゃら入れてもOK)

●作り方



エルボを接着する塩ビパイプを決定します。

この図では左右の2本に接着します。

この時!!!

左右のパイプに鉛を入れて、網全体が沈むようにします。


網が沈まないと魚が入りません!

図のサイズですとパイプ1本あたり700g以上になるようにします。

(1辺だけに入れて片側が沈むようにするのもアリ。)


図のように向かい合う塩ビパイプ2本にエルボを2つ接着します。これで分解~組立が簡単になります。

当たり前の話ですがエルボの向きは揃えてください。

これにより

①エルボが両端についたパイプが2本

②ただのパイプが2本

転がっている状態になります。




網を1.2m×1.2mにカットします。少したるむくらいに余裕を持たせると大型の魚が獲りやすくなります。

エルボがついているパイプを網の目に通して図のように配置します。

通し終えたらエルボの部分に四点支持用ロープを結びます。

長さは結びしろも含め2m30㎝位に切っておきます。

上図のようにエルボ部分を結び目が滑らないように結び、ちょうど真ん中あたりで

チチワ結びにして輪っかを作っておきます。



落としタモを使用する際は、ストレートのパイプを網の目に通し エルボにしっかりねじ込みます。
(図中赤矢印のような感じ)

次に左右の4点支持用ロープの輪っかに吊り上げ用ロープを結びます。これで出来上がりです。


釣りの際は足元などに落としタモを置いておき、ロープの端も取りやすい所に置いておきます。

魚を掛けて足元で十分に浮かせたら、ロープをしっかり持って落としタモをけり落とします。

あとは落としタモを少し沈めて魚をその上に誘導し、入ったら引きずり上げるだけです。


使い終わったら接着していない上下のパイプを引き抜き、網も共に4本のパイプを

ぐるぐる巻きにして持って帰るだけです。


注) 塩ビパイプが外れやすいな?という場合はビニールテープを巻くなどしてみましょう。

     


Posted by 鍵さん at 15:14Comments(0)

2019年07月15日

2019年博多湾タチウオジギングその2




2週分まとめて記事にしましたぬ。

まずは7月7日。

H氏M氏がお越しでしたので出掛けてみました。

先月好調だった水深18mからのカケアガリを狙いますが、ぽつぽつ上がる程度で

朝方はパッとしません。船の並びを見て少し深場を流してみますと

明るくなった頃合いから当たり出してそこそこ揚がりました。

9時過ぎまで当たりました。

カラーは朝方金色とかで当たりましたが明るくなってからはピンクで良く当たり

指4本半くらいの良型も出ました。

帰りにシーバスのポイントをジグで叩いていたH氏にキビレがヒット。



まん丸な45cmでした。


そして7月15日。

アブドゥル・パク氏とF氏で出てみました。F氏はタチウオ初挑戦です。

この日も5時~6時台はパッとせずでして。ぽつぽつ釣れる程度です。

先週に引き続き浅場は殆ど喰わずなのです。

沖目から流してきますと日が昇るとともにボチボチ当たり出します。

満潮が8時半位なのですが7時過ぎから潮目ができるくらいに流れ出しまして

これはそのうち当たり出すかも!とばかり 「西目+ちょい深場」メインで流してみましたら

7:50から怒涛のラッシュが始まりました。

3人全員トリプルヒットも連発、私は操船&魚捌き係になってその後ほぼ釣りは

しませんでしたが次から次に当たり出し、ものの30分で20数本揚がりました。

今年一番のラッシュでした。

良く当たった傾向としては 朝方早い時間はかなり早めの「脱力ワンピッチ」

ラッシュの時間(日が昇ってから)はゆっくり目の脱力ワンピッチでよく喰いました。

底を2m切ってからの「ちょうちん釣り」でもヒットしました。

周りの船のお客さんの釣り方もよく観察することで、タチウオの好む動きに

旨く合わせられたような気がします。

帰りはいつもの如く大型のキスと手のひらサイズのアジ子さんたちを狙いましたが

風が吹き始めて意外にも苦戦したのでしたよ。


2週前からロッドを変えました。

前はGrappler BB 631 を使っていましたが、さらに繊細なティップで

じゃれてきた魚を絡め掛けたいと思いまして

OCEA Jigger LJ S65-0/FS を投入しました。

更にいい感じに動きを殺してくれています。

ただしバットはグラップラーを凌ぐ位粘りがありますぬ。



帰ってからはサクサクっと捌いて大型は刺身+ポン酢+紅葉おろし

小型はオリーブオイル+ニンニク+塩コショウでソテー(これが凄まじく旨い!)

残りをから揚げにしてビールのつまみにしました。

あと3週間くらいは好調なのではなかろうかと予想しています。



                 あぁ^~ビールがうまいんじゃぁ^~    編集腸



  


Posted by 鍵さん at 21:36Comments(0)ジギング

2019年07月01日

2019年博多湾タチウオジギング

今年の博多湾タチウオジギング



6月16日に2019年初のタチウオ狙いに行ってきました。

今年は概ね6月9日頃開幕した模様。去年とほぼ同じです。

シーズン初期ということでパラパラ拾い釣りみたいな感じでしたが

指4本を超える大型も何本か出ました。

使用ジグはメタルフリッカ―の60g。

朝方が紫・チャート系が反応が良く、日が昇ってからはピンクにヒットが集中しました。

この日は速めの動きに良く食ってきました。

帰りにキスの大型を釣って帰りましたよ^~



                                       編集腸


  


Posted by 鍵さん at 00:02Comments(0)ジギング

2019年05月06日

沖ノ島で鯛狙い




 三宅氏と仲間内チャーターでタイラバでもしようか、という話を頂きまして、5月3日は

朝8時からのんびり出掛けることにしました。

今回お世話になったのは奈多漁港から出船の さん 

SSボートの高速船なので本気出したらすさまじく速い!

船長は若い頃の辺見さんにちょっと似てます。


この日は前日までのうねりがちょこっと残っていましたが、風もなく9時ごろにはベタ凪に。

下げ潮は流れますが風がないのでまっすぐラインが立ちます。

この状況ですとパラシュートで流す嵯峨の島沖100mラインと同じように攻略できそうです。

鯛ラバは軽めに80gを選択。ジャッカルのやつ(ビンビン玉かな)を使いました。

スカートの色はオレンジ。この時期は特に偏食もないのでこだわりません。

ロッドがGRAPPLER BB S631 (テキトー感が半端ないね)
リールがTWINPOWER4000XD
ライン PE1号  リーダー 7号

という、鯛ラバガチ勢からしたら「なんだこれは・・」みたいな仕様です。


開始からアオハタ等根魚が当たり始め、私も巻いていると藻を引っかけたように重くなり

大してドラグも出ないのでハタ系だろうと思っていましたら


なんでや・・・鯛ってもっと引いた気がしたけど・・・

その後も

雌が釣れたり

連呼が釣れたり、真鯛さんは3枚釣れてしまったので食べるのにはもう十分

食事をしたり試作品のルアーを泳がせたりと余計なことをして過ごします。

長い1流しが終わって船長が「冒険してみましょうか」と新たなポイントへ。


15分くらい走ったそこは、水深100mちょいの砂地にちょいちょい岩礁が混じるポイント。

魚探に反応は・・・ありません。

しかしながら流しているとちょくちょく他のお客さんに鯛がヒットします。

興味深くなったので私も鯛ラバを落としてみます。

少し風が吹き始めて船が流れ、ラインが斜めに出てゆきます。

3回位底を取って、回収しようかなと巻き始めましたところ

シャ――――――――――!!!   っとドラグが出てゆきます。

このスピードは…(察し)

そう、青物がヒットしてしまいました。

PEの色が3回変わり(つまり30m出た) ここでいったん止まりましたが

頭がこっちを向かずリフトは無理、そうこうしているうちにまた魚は走り回ります。

埒が明かないので頃合いを見てスプールを抑え、PE1号が切れないギリギリの負荷をかけて

何とか反転に成功、それでも8分くらいは一進一退の攻防が続き

せっかくじりじり巻き上げたラインを一瞬で出されたりしながらも

無事に捕獲することが出来ました。


叉長95cm 8kg


やりましたSHIMANOさん、グラップラーBBはしなやかで強い♪

他にもここではマハタやヒラメなど美味しそうな魚が船中で上がりました。


ここでは3流ししてその後沖ノ島近くのポイントに移動しました。

移動してすぐにヤズ(ブリの若魚。5~9㎏)が沸くなどにぎやかで

案の定鯛ラバ勢にヤズがヒットして走られまくります。

私はトップ投げてみましたら船べりまでついてきました。

これだけ鯛ラバにヒットするならジギングでも喰うんじゃ?とばかり

PE5号タックルで200gのロングを落としてバンバンしゃくってみましたら~~~ドッスン


10㎏超のメタボリック鰤。五島漁協合併調印式タオル

落とせば無限に喰ってくるのですが私はこの1本で十分です。

三宅氏をジギング真理教に引きずり込む絶好の機会だと思い、一通り操作法を伝授します。

すると三宅氏最初の1投でいきなりヒット

ヤズかと思いきや上がってきたのは真鯛でした。



ロングジグに喰ってくるとは・・・魚を食い散らかしているのでしょうかね

無事にジギングで漁獲があって何よりでした。

そんなこんなで5時まで釣って帰港となりました。

久しぶりに切れ目なく釣れ続けるという忙しくも満足な日となりました。



                          鰤がおいしかったよ   編集腸





  


Posted by 鍵さん at 17:49Comments(0)ジギング

2019年04月03日

Real Methodの防水バッグ




今日はポイント釣具店のブランド「REAL METHOD」の防水バッグにつきまして。

本来は魚を入れて持って帰るための”簡易クーラーバッグ”なのですが

ただの魚入れだけではない使い勝手の良さがあります。


私は仕事柄、橋梁保全工事の現場に出張することが多いのですが

この防水バッグが出張工事に非常に役に立っています。

中に入っている保冷中敷を取り外してしまえばかなりの荷物が入ります。

一例:ヘルメット・安全靴・安全帯・計測機器・出張の着替え他日用品・防寒具

これくらいは余裕をもって詰め込むことが可能です。

完全防水なので、豪雨に見舞われても全く浸水しませんし

ターポリン製なので溶射の火花が飛び散ったくらいでは燃えません。

(もちろんヒモ等ナイロン製の部分は厳しいですが)

なにかと汚れやすい現場に持ち込んでも、全く気にならずガシガシ使えるのも

良いですね。

非常時には入れ口を巻いて浮き輪代わりにも。

非常持ち出し袋としても優秀です。これで8000円位なのは安いです。


言わずもがな、磯での釣りでは便利なことこの上なし!

魚を入れるもよし(中敷きのおかげでバッグ自体が臭くなりにくいのが良)

大荒れの磯で濡らしたくないものを入れるもよし

シックなデザインなのでいろんなシーンで使えます。


肩ひもの脱落防止に開き止めバックルがついていたり

腰ベルトで荷重を受けるようになっていて肩が疲れにくいのも良し

使ってみてかなり役に立つ品物です。

これからもバンバン酷使することになると思います。




        ヒラ師のS兄貴の物をみてめっちゃ良いと思ったんだよ   編集腸          





  


Posted by 鍵さん at 20:37Comments(2)ソルトウォーター

2019年03月31日

ドラグセッティング

ドラグの設定について

さて、今日は基本に立ち返ってドラグの設定についての解説です。

オフショアでの設定について書いています。

ショアからの設定は全く異なりますので、ここでは扱いません。


このドラグについての理解、マグロを狙う兄貴達にとっては常識ではありますし

賢明な読者処刑 いや諸兄におかれましては釈迦に説法なのですが

ヒラマサのキャスティングなどギリギリの攻防を繰り広げる兄貴達には

今一度お読みいただければ幸いです。


・太糸でキャスティングをする場合

仮にもPE 8号でキャスティングをするとします。

ロッドを確認すると、最大ドラグ値が14㎏(角度をつけてファイトする場合)。

ここで、ロッドが頑張れるギリギリまでドラグを締めたい、とします。

さて、準備の段階で何キロまでドラグを締めますか?


勿論、魚を掛ける位置(船からの距離)等の条件により変わってきますが

今回は数十メートル先で魚を掛け、その時点でスプール径が3割減少していた

とします。


もし、スプール一杯の糸巻き量でドラグ値を14㎏にしていたとすると、この時

実際のドラグ値は20㎏以上となってしまい、ロッドに過剰な負担が掛かってしまう

ことになります。


糸が放出され、実際のスプール径が細くなったことで、スプールを回すのに必要な

力が増えてしまったのです。





糸の放出により増大するドラグ値は

スプール径が2割減った時・・・・・1.25倍

スプール径が3割減った時・・・・・1.43倍

スプール径が4割減った時・・・・・1.67倍


細糸でトライしている時ならともかく、太糸の場合は糸が出た時のスプール径の

減少値が無視できない程度になってきます。


よって、ある程度糸が出た状態で規定のドラグ値を保持したい場合は

準備の時点で少しドラグ値を低めに設定しておく必要があるのです。



冒頭の例のように、スプール径が3割減少した状態でドラグ値14㎏を掛けたい

とすれば、初期設定(糸をいっぱいに巻いた状態)で10㎏に設定しておけば

良いことになります。これを覚えておいて、それより糸が出ている場合は

ドラグを緩め、それより糸を巻き取っていればすこし締めこんで勝負が

出来る、という判断ができます。


・ジギングで大型カンパチをボトムで掛ける場合等

水深が100mを超えるとかなりスプール径が細るので、同じく注意が必要ですが

ジギングの場合はロッドが比較的強靭な点、ロッドを立てずリールファイトに近い

ファイトスタイル等を考慮すると、それほど神経質になることもないのかも

しれません。



・明らかにロッド許容値を超えたファイトをしなければならない場合

どうしても魚の走りを止めなければならない場合等があります。

当然ながらロッドを曲げて耐えると折れるので、ロッドはほぼまっすぐにして

リールのスプールを握りこんで止めます。





以上、ドラグ設定についてでした。

それぞれの体力の違いや海の荒れ方によって安定したファイトができない等の場合

「自分に最適なドラグ値」が変わってきます。自分で踏ん張りきれない程のドラグ値を

掛けても危険ですので、まずは自分と海の状況を見ながら、徐々に調整していくのが

安全です。




                                  編集ちょ
  


Posted by 鍵さん at 14:34Comments(0)ジギングキャスティング

2019年03月08日

第一次春のヒラ祭り




やっほい。   投稿者:変態ヒラ兄貴


3月8日午前6時50分

今日は有給が取れたので、いつものヒラ師の兄貴と先日メールくれた浸かり好きの兄貴

・・・と朝練に逝きたかったのですが、なんと2人ともオシゴト。

アッーーーーーー!!


ってことで、今朝は一人で朝練です(いつもじゃん)

前日に強烈な北風が吹き込んだので木曜日時点での波高は3m

本日は2mから激落ちの予想ですが、うねりは残ることが予想され、おまけに私の

朝練場所はうねり波が立ちやすいため中々の好条件です。

 それに加え2週前に沖合にいた大量のベイトが接岸している可能性も考えられます。

去年の記録を確認してみると、同じ時期に大型のヒラスズキを掛けており

「もしかしたら・・・!!」と期待して釣り場に乱入します。


磯に降りると私が普段メインで投げている場所にヒラ兄貴がお一人お越しです。

普段は山口エリアを攻略されておられる方でしたが、このポイントも良く識っておられ

いろいろと情報交換ができました。

 私はその横に入れてもらい、ミノーから投げ始めます。


 最初に掛けたのは先行のヒラ兄貴の方で、70㎝超えの太い魚体を捕獲なさいます。

メインのサラシの中に居るようです。

私はその横の海中の壁際を狙いますがミノーでは反応がありません。

そこでDUELのソリッドバイブに替えて早めに巻いてみますと・・・


いきなりロッドがブチ曲がります。

もっちりとした引きですがドラグがジリジリ出ていきます。これは大きそうです。

なかなか浮いてきませんでしたが無理くり寄せて、手で押さえてからグリップで捕獲

出来ました。


71㎝。スピードこそありませんでしたが力強い引きでした。



その後ふと別の方向に目をやると、大量の鳥山とナブラが見えます。

バイブレーションを投げるとギリギリ届かないくらいの距離です。

取り急ぎ遠投して引いてくると・・・


「がつん!」

ギャギャギャギャギャーーーーーー=!!!!!!

凄い勢いでドラグが逆転します。

PEは新品の2号、ちょいきつめに締めたドラグに手を添え、ギリギリのテンションに

保ちます。最初の走りは20mくらいで止めることに成功、しかしながらポンピングしても

頭すらこっちに向けることが出来ません。重い!

10秒もしないうちに魚は再び走り出し、3回走ったところで根に擦った感覚と共にぶちん!


にょ~~~~~~~~~逃~げ~ら~れ~た~~~TT

様子を見ていたクロ師のおっちゃんも「ヒラスやろ?でかそうやったな!」


先行のヒラ兄貴がキャスティングタックルをお持ちでしたので

「ヒラマサが回りよりますよ^~」とお知らせしますと

プラグを投げる先行ヒラ兄貴

          ↓

プラグにドバッ!とかぶりつくヒラマサ

          ↓

フッキングののちロッド満月で耐えるヒラ兄貴

          ↓

暴力的な走りでラインをばっつり斬っていくヒラマサ。


だめだ・・・ガチタックルで無理なのに私のタックルではどうしようもないにょ・・・・と

途方に暮れるワタクシ。何とも言い難い無力感です。


 今日は持参したのがヒラ鈴木タックルのみでしたので鈴木狙いに専念します。

場所を変えて磯際のサラシを順次狙い撃っていくと、普段は殆ど出てこないような

ショボい場所からもヒラスズキがガンガンアタックしてきます。それもサイズが中々。

70   65   67  と中堅サイズが揃っています。

掛かりが浅い魚を3発バラしてしまいましたが連発するのでむきゅむきゅします。


めっちゃ太いな^~ ダム湖の豚ベラならぬ豚ヒラ、みたいな・・・


そんなこんなで8時半になりましたので挨拶をして帰路につきます。

元気な子と雌は逃がして差し上げましたが、弱っちゃった子だけ連れて帰りました。

胃の中にはベイトのイワシチャンがたくさん!

2時間程度の探りでしたが8発以上のバイトがあり、充実した朝となりました^~

ずぶ濡れになるのがやたら快感でした(ヘンタイか)

先行ヒラ兄貴と合わせると10数発はバイトがあったと思われます。

今度はヒラマサを何とか・・・・・したい・・・・・・です。(ごめんなさい)




*ちょっと小さめのルアーの方が良く食いますた。

 タイプの違うルアーを通すと喰わなかった魚が出てきます。

 いろいろお試しください。

追伸:先行ヒラ兄貴いろいろと有難うございました!




                            また荒れると良いなぁ^~   編集腸













  


Posted by 鍵さん at 14:15Comments(0)ヒラスズキ

2019年02月23日

朝練行きましたら

かなりの好条件のはずが見事にスカった朝




前日に条件を確認しましたら。

「6時潮位13~7時潮位53  波高2.0m」 ですと。

ちょっと潮位が低いものの、スリットの奥が狙えるのでなかなかの好条件です。

早速朝1時間ちょっと狙ってみることに致しました。


現場について確認しますと荒れすぎず静かすぎず非常に釣りやすい状況です。

十分に明るくなってから狙いすまして一投目。

今朝の一発目はダイワさんのVertice140Fを使ってみました。

シンキングが欲しかったのですがキモいカラーしかなかったのでFにしまして。

着水後に重心移動がロックされるまで立ち上がりが悪い点を除けば

十分にその務めを果たすだろうと期待が持てます。


しかしながらいいコースをシビアに通すも 「し~~~ん」

バイブレーションに変更するも 「し~~ん」

居れば一発なのですが、バイトすらない始末でして。



他の場所を大概狙いつくしましたが全くヒットすらありませんでした。

私のほかに3人ヒラ兄貴(面識はないですが)がお見えになっておられ

どうですかと話を聞いてみると「まったく渋い」と仰られまして。


どうやらベイトが沖合に集結しているらしく(例年2月~はこんな感じ)

沖合で鳥が海面に突っ込んでいます。

青物か何か出るかなと思い目を凝らしますが水面までは割らない感じで

射程圏外ですので指をくわえてみているしかありませんでしたさ。


今日唯一ホットだったのは私の下腹でして。

1時間のうちに2回もトイレに向かう羽目になりました。

ウェーダーを履いてからの便意は本当にやめて欲しいんだよなぁ^~


この日は明け方まで月が煌々と輝いておりましたが

去年は満月でも新月でも獲っているので、あまり差がないのかもしれません。


「今日のタックルだと、2週前の魚は獲れたかもな^~」などと

意味のない事をうにうに考えたりしながら、家路に就いたのでした。



           痔の手術後に便意の感じ方が全く変わってしまった  編集腸




  


Posted by 鍵さん at 14:35Comments(0)ヒラスズキ

2019年02月11日

朝練で完敗



 潮位も波高もまあまあ良かったのでちょちょっと朝練に出掛けました。

このごろは朝明けるのが遅く7時くらいにならないと着水地点が判りません。

この日も「きちんと通したコースを把握しておきたい」が為に明るくなるまで

時を待っていました。

 さて、開始して何投かしても反応がないので、どうやら広範囲に沢山群れて

居る訳ではなさそうです。

 今度はサラシの中にある岩盤の壁ギリギリをタイドミノーで通してみます。

唐突にガツッとロッドが絞られ、首振りの後にドラグを出していきます。

やたらドラグの滑るスピードが速かったですがここでフックアウト。残念。

ヒラスズキの70クラスだと数十センチずつしかドラグが滑りませんから

疑問が残ります。

 しばらくポイントを冷却してから再び戻ってきます。

次はソリッドバイブに替えてから、沖合より例の岩盤ギリギリを通します。

するとまた「何者か」がヒットします。

猛烈な走り。電動工具のように甲高い回転音でうなるドラグ。

「これ、ヒラマサじゃん」


EXSENCEタックルでは3㎏位のヒラゴなら余裕で上がります。

しかしこれは強すぎてどうにもなりません。

ミシン糸で獰猛なシェパードを散歩させている感じです。

一方的にラインを引き出され、抵抗もむなしくプッツン。くやシー!

PEが擦れてずるむけになってました。

ごめんよ魚くん・・・


気を取り直して別ポイントでタイドミノーLDを投げます。

時折うねりが磯にぶち当たって波しぶきをかぶりますが、我々前回

こんなもんじゃなく濡れたので何ともありません。タイミングを見ながら

岸際のサラシを通してみるとヒラスズキが連発します。このポイントは

足元の水深がややあり足場も高いので、普段の135SURFではなく

120LDを使い浮き上がりを抑えてみました。


 捕獲できた平社員のサイズは60程。ドラグほとんど滑りません。

さっきのは何だったのか・・・・

非常にもやもやとした気分で家に帰ったのでした。


                    こんな日はみんなで筋肉体操  編集腸
  


Posted by 鍵さん at 13:16Comments(0)ヒラスズキ

2019年02月09日

ずぶ濡れでヒラスズキ

塩漬けが3人できました★ヒラスズキ狙い



 8日は有給を取得したので、いつものヒラ師のS兄貴、わし(36)、それに浸かり好きの

A兄貴とヒラスズキ狙いで長崎県北の磯へ行ってきました。

S兄貴とA兄貴が良く通っているポイントで、今回は私は連れて行っていただいた

のですが、前日までに航空写真を読み込んで私なりの攻略を組み立てておきます。

朝が下げ一杯で昼が満潮なのですが、波が予想より高くなり2.5m~くらいあります。

よって下げ一杯にもかかわらず、高い足場から釣らざるを得ません。

 
 最初に大本命のポイントを狙いますが、サラシも最高なのになぜか出ません。

普段平磯ばかりの私としては、平戸に似た雰囲気の巻き込みのサラシがある場所

を発見し、タイドミノーを通してみると小型ながらいきなり喰いついてきました。

しかしながら食いが浅いものばかりで、足元まで寄せるも連続でバラシます。

ようやく捕獲したのは50㎝位の小型の雌でした。

小型の群れだったのでしょうかね


 更にちょっとした岩の上に3人で移動して投げてみますとここは潜んでいたらしく

65㎝クラスが3本捕獲できました。




 この後A兄貴は西側の浅場に出掛け、私とS兄貴は再び本命ポイント付近を狙うことに。

A兄貴は浅場が一面サラシのポイントで3キャッチ5バラシだったそうです。

ちょっと波が激しく揉まれているうちに、或いは引き波でザーッと流されてのフックアウト

が多発します。

 私どもは最初に不発だったポイントとその手前をルアーを変えて狙ってみます。

波で押し流されてしまうミノーよりも重めのバイブレーションが使いやすく

ヒットも連発します。だんだん波のクセが解ってきたため簡単に根を躱し捕獲できる

ようになってきました。


体高が高くマッスルな魚が多かったです。 


 その後潮が上がりきってしまうとヒットが途絶え、皆で集まって情報交換します。

彼らが連れてきた魚がこちら


かっとび某を遠投してちょっと沈めて引いてくる、という攻略でA兄貴が捕獲した魚。

あの棒は浮き上がりやすいので、ほぼ水面でのヒットだったようです。


デカい(笑)これはちょっとした岩で出した魚。

こののち昼過ぎまでちょこちょこ狙ってみましたがヒットする事はなく、帰還することにしました。


タックル

ROD : Shimano Exsence S1100MH S1100H S1110M/RF

REEL: Shimano Stella4000HG TwinpowerXD4000

Line : PE#2.0-#1.5

今回のように波がドカドカ打ち寄せて風も強い状況下ですと、向かい風では

しっかり振りきれる硬めのロッドが使いやすかったです。

魚を掛けて一番おもしろいのはRFなのですが、今回は割と無理をしなければ

ならない事が多かったので、必然的にMH以上の出番が多くなりました。


 今回Montbellのヘルメットを使いました。

店頭で見て耳当てがついていたので思わず即買いしてしまいましたが

まったく寒くないので快適でした。波を被って風に当たると、私は耳が冷えて

頭も痛くなるのでこれは良いです。去年波に足をさらわれて一度ウォーター

スライダー状態になったのでやはりヘルメットは必需品です。


それにしても。

何度となく頭から波をかぶったおかげで顔がしょっぱいのなんの

ウェーダーの中は結露でびしょびしょ、袖口から浸水した水で肘まで

ぐちょぐちょ。動いているうちはいいですがじっとしていると寒くてたまりません。

これでうきゃうきゃしているのですからやはりヒラ師はヘンタイなんやな


 
                        投稿者:変態ヒラ兄貴













  


Posted by 鍵さん at 13:05Comments(0)ヒラスズキ

2019年01月28日

痔の手術

私の尻がーーーっ!!ようやく迎えた痔の手術とその後


 さて、今回は唐突に痔の手術の話です。

お食事中だった皆様におかれましては、お目汚し失礼いたします。

私が痔を患ったのはかれこれ10数年前。高校一年の頃は既に激痛でしたから

悪化したのはこの時期でしょうか。しかしその前から排便時に違和感があったので

もっと前からあったのかもしれません。

最初は排便時にちょこっと痔が穴から脱出する程度でしたが、中学~高校の

ストレスで彼らも急成長!この時肛門科を受診しましたが「強力ポステリザン」を

もらったのみで特に対処はいたしませんでしたとさ。

大学~社会人となり、不思議なことに排便時の痛みにも慣れてくるもので

殆ど痛みを自覚することなく放置しておりましたが、排便時の出血は

かなりのもので、侍映画でよくある、刀で斬られて障子にパっ!と血が飛ぶように

便器に血しぶきが飛び散っておりました。


放置する事10数年。

健康診断で毎回貧血が再検査レベルで引っ掛かるので遂に一大決心をして

11月に肛門科を受診!

「大きな切れ痔が一か所、立派な内痔核が3か所」とのことです。

手術で完全に治したい!というと、先生はにやりと笑って1月の手術が

決まりました。


そして1月18日。

この日は朝から絶食&3パック点滴を打たれて午後から手術でして。

10数年もののヴィンテー痔で大変なのかと思われましたが

腰椎麻酔が効いて全く痛くもないうちに手術は10分で終了~

「なんだ楽勝じゃん^~」 と思っていた時期が、私にもありました。


夜中の10時頃。

猛烈なケツの穴の痛みで目が覚め、いや悶絶します。

なんとかナースコールを拾い上げて看護婦さんを呼び、痛み止めの注射を

打ってもらいました。そうでもしなければじっとしていられないほどの痛みが

襲ってきます。

結局この晩は痛み止めを2包、注射を2本打ってもらいなんとかしのぎました。


1月19日。

この日から食事が始まりました。食欲はなかったのですが、それでも完食

しました。頭がボーっとしてあまり記憶がないのですが、それでも夜に・・・

便意を感じトイレに立ちますが、いざ用を足そうとなると・・・・




痛い!!!!!

たまらん!地獄!タヒぬ!!!!!

ケツの穴から溶岩流が出るかのように痛い!!!

便所の入口の桟とかにつかまってみても容赦なく痛い!!!

おまけに内括約筋が意識とは無関係に反射で閉じるので、これがまた

猛烈に痛い!!!!

カッターで尻穴を切り刻まれているかのような激痛が脳天を貫く!!!

半分意識が飛びそうになりながらも辛うじてウォッシュレット洗浄を済ませ、適切な

処置をして布団に倒れこんだのでした。


そんなこんなが4日間。

痔の手術をすると便意を感じやすくなるらしく、常にお腹が張ってトイレに行きたい

ような状態が続きます。毎日朝看護婦さんがぶっこんでくる座薬もまたすさまじく痛い!

トイレに行ったら行ったで「額に脂汗が浮かび、手足は打ち震える程の」痛みが

私を襲います。


5日目に退院し自宅に戻りましたが腹部の不快感と排便時の激痛は相変わらず。

しかしこれも術後7日程経つと我慢できる程度の痛みになってきました。

異常な便意と腹部の不快感もなくなりました。


というわけで本日で術後10日目。

普通に出社して仕事ができるようになりました。

普通にトイレができるというのは・・・こんなにも素晴らしい事だったのか・・・



完治には1か月くらいはかかるようです。

ヒラスズキに行きたい^~今日この頃です。



                 中学生以来の健康なお尻の感覚が戻った   編集腸       


  
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Posted by 鍵さん at 19:46Comments(0)日記